あごを動かすときに痛みを感じるようになったり、音がする、口が途中までしかあけられなくなったりといった顎関節症（がくかんせつしょう）の症状が出たことがありませんか？
　原因としては、かみ合わせの悪さ、はぎしり、不良な姿勢、外傷、精神的な問題と、様々な因子が考えられ、多くの因子が関与していることもあり、どれが原因であると決定することが困難な場合もあります。
　顎関節症の多くは進行していってあごの機能が完全に破壊されてしまうような、こわい病気ではありません。適切な対処で、日常生活に支障をきたすことがない状態にもっていけるものです。

　今までは歯を削って咬みわせを変えたりといった後戻りできない（不可逆的）な治療も行われてきたようですが、当院ではスプリント療法、関節可動化訓練、薬物療法、日常生活でのアドバイス等、歯に侵しゅうを与えない、可逆的な治療を行っております。